民泊はさまざまな法則に則ってできるもの。
その法律もとても難しいものが多いのですが、ほとんどの民泊がその法律をクリアしています。
しかし、管理がしっかりとなされていなかったり、宿泊施設として成り立っていない「違法民泊」というものに注意しなければなりません。
誰でも始められる民泊だからこそ、このような問題が出てきてしまうんです。
自分が泊まる民泊施設が違法民泊ではないかをチェックする方法などもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
違法民泊って?
それではまず、違法民泊について解説していきましょう。
違法民泊は、法律を守っていない民泊のこと。
民泊はゲストからお金をもらうことで成り立つ、宿泊業です。
そしてこの宿泊業を行うには「旅館業法」や「特区民泊」などさまざまな法律の許可を取らないといけません。
届け出を出し、許可を取るということをしていない場合、民泊はできません。
このような問題が増え「民泊新法」という法律が2018年に施行され、民泊が誰でもできるようになりました。
この法律のおかげで、違法民泊をすると罰金や懲役など罰則が科されるようになったんです。
届け出を出していない場合や、ゲストの宿泊できる日数が年間で180日を超えるとこのような罰則を受けることになります。
ホスト側も、違法民泊にならないように注意してくださいね。
違法民泊はゲストにとってもデメリットだらけ
「違法」と言っていることからも良いものではないことがわかると思います。
まだ見つかっていないだけで、違法民泊をしているところは多くあるかもしれません。
この違法民泊はゲストにも悪いことがたくさんあります。
トラブルが起きやすい
民泊を始める際、近隣住民に事前に民泊をすることを伝えなければならないんです。
これは民泊新法で定められいていること。
しかし違法民泊はこの民泊新法に則っていないので、近隣住民に理解が得られていないことが多く、近隣トラブルが起きやすいんです。
火災などが発生しても対処できない
非常事態が起きた時に対処ができないのも違法民泊の特徴。
これはかなり困りますよね。
民泊をする際には「消防法令適合通知書」の取得など、しっかりとゲストを守れる状態にあるかという証明になるものの取得が必要となります。
これによって消化器が設置されていたり、避難口が確保されていたりするんです。
しかし違法民泊ではそのような通知書の取得はほぼありません。
そのため何か非常事態が起きた時に避難が遅れ、危険な目にあう可能性もあります。
清掃がされていない
清掃も法律で定められていること。
しかし、違法民泊は管理がずさんになってしまうため、清掃も行われていないことがよくあります。
これは泊まる側の気持ちになったら嫌なことですよね。
過ごしづらいことがあったり、ひどい場合体調にも影響が出てくるかもしれません。
これ以外にもたくさんデメリットがあります。
クリアしなければならない法律は、ゲストのためのものといっても過言ではないでしょう。
しかしそれを守っていないということはゲストにも多くの影響があるのです。
このことからも違法民泊には絶対に泊まりたくないですよね。
違法民泊との見分け方
それではゲストが民泊をするときにどのように違法民泊だと見分ければよいのか、ポイントを解説していきましょう。
物件の写真がない
民泊サイトには、その民泊施設やお部屋の情報が掲載されます。
しかしその写真がなかったり、情報が極めて少ない場合は違法民泊であることを疑ったほうがよいかもしれません。
宿泊料金が安すぎる
「安さにつられて予約して、いざ向かったらひどい場所だった」なんてこともよくありますよね。
まさにその状態です。
若い方などは安い場所を探すことも多いと思いますが、適度に安い場所を選んでください。
連絡がつかない
予約をするときに、ホストに前もって連絡をとり情報を得ることができます。
しかし、なかなかホストと連絡がとれなかったり、連絡がついても全然情報を教えてくれなかったりということもあるようです。
その場合は少し怪しいと思った方がよいかもしれません。
以上が簡単な見分け方です。
基本的に民泊施設を探すときには安全なサイトを活用すると、もともと違法民泊が避けられていたりするので安心かもしれません。
届け出の番号も書かれていたりするので、そちらを見てみることも大切です。
またホストが自分の民泊施設の情報を隠そうとしている様子がある場合は、気をつけましょう。
まとめ
今回は違法民泊についてご紹介しました。
民泊新法の登場で違法民泊は以前よりも少なくなっているようです。
しかし、もし自分が泊まったところが違法民泊であったら困りますよね。
探すときには少し注意して探しみてくださいね。
またホスト側もしっかりと法律をクリアすることを忘れないようにしてください。
知らない間に違法民泊をしていたなんてことがないように、注意が必要です。