民泊は一般の住宅を宿泊施設として利用するもの。
その場合家主が同じ建物にいたりすることもあります。
また「長期滞在型」の民泊もあるので、もはやそれはシェアハウスなのではないかと思ってしまう方もいるかもしれません。
今回はそんなごちゃごちゃになってしまいそうな、民泊とシェアハウスの違いについて解説していきたいと思います!
Contents
そもそも民泊とは?
民泊とは先ほどもお話した通り、一般の住宅に宿泊すること。
ホストの自宅や、マンションなどを宿泊施設として利用します。
誰でも届け出をすれば民泊を始められるということもあり、徐々に民泊が普及してきました。
シェアハウスとは?
一方、シェアハウスとは物件を複数人でシェアするもの。
自分専用の部屋とは別に、共同利用ができるスペースがあります。
シェアハウスは一般の賃貸アパートに比べて、家賃が安くなっているので若い方にも人気。
また同居人との交流もできるので、一人暮らしよりも寂しくありません。
民泊とシェアハウスの違い
民泊とシェアハウスの違いは、人数と期間。
人数 | 期間 | |
民泊 | 1人から利用可能 | 1日〜1ヶ月ほど滞在 |
シェアハウス | 複数人で利用 | 3ヶ月以上住むことが条件 |
そのため、民泊は「旅行として」、一方シェアハウスは「住む家として」利用することが一般的です。
しかし、民泊とシェアハウスには共通点もあります。
どちらも人との交流ができるんです。
ホストとゲスト同士、シェアメイト同士で交流ができること。
これが共通点でもあり、魅力的な部分でもあります。
シェアハウス物件を民泊に利用?
実は、シェアハウスとして利用している物件を民泊に活用している方も増えているんです。
シェアハウスとして利用している部屋に空きがあれば、その部屋を民泊施設としてゲストに貸し出してしまうことが多くあるようです。
実際に北海道では、日本シェアハウス協会がシェアハウス型民泊である「おもてなし民泊」を2015年にオープンしています。
1階が共有スペース、2階が個室とゲストルームとなっており、住人とゲストが交流することもできるんです。
普通のホテルに泊まるよりも安く、そして交流ができることもあり旅の思い出にもなるというメリットを生かした、新しい発想ですよね。
注意点はこれ!
しかし、シェアハウスの物件を民泊として利用する際にはいくつか注意点があります。
そちらをまとめてみました。
法律に則ること
シェアハウスは賃貸業、民泊は旅館業ですので、法律や管轄が違います。
ですので、シェアハウスと同じようなイメージで民泊を行うことはできません。
しっかり保健所などに相談をして、届け出をすることを忘れないでください。
年間180日までの運営に抑えること
民泊は年間で180日までしか運営することができません。
そのためシェアハウスと同じように、全く日数を気にしていないと知らない間に180日を超えているなんてこともあります。
そうなると罰則を受けることになりますので、注意してください。
この「年間180日のルール」についてはよく知っておきましょう。
アメニティなどのグッズを揃えること
シェアハウスは住人が住んでいる状態なので、生活用品などは自分で揃えますよね。
しかし民泊の場合は、ゲスト自身が生活用品を持っていることもありますが、基本はホストが揃えるもの。
ですので民泊を利用するゲストがいる場合は、しっかりとグッズを用意することを忘れないでくださいね。
必要なアメニティを紹介している記事もあるので、ぜひそちらもチェックしてください!
まとめ
今回は民泊とシェアハウスについてご紹介しました。
似ているようで似ていない民泊とシェアハウス。
しかしどちらも人との交流ができるというのが魅力的な部分であり、その魅力をさらにかけあわせるというスタイルも増えてきているようです。
民泊だけ、シェアハウスだけというように偏らず、新たな発想でさらに素敵な民泊を作っていってくださいね。