しかし民泊って一体どういうことなのか理解できていますか?
今回は民泊と間違えやすい民宿との違いを説明していきます!
そもそも民泊とは
ではまず民泊をしっかりと説明していきましょう。
民泊とは「一般民家に泊まること」。
いわゆる「ホームステイ」に近いですが、ホストが空き家などを貸し出すスタイルが主流です。
そのためイメージとしては、ホテル代わりに普通のお家に泊まるというようなイメージです。
ゲストとして利用する場合は、民泊サイトなどで宿泊施設を探し予約します。
また民泊を運営するホストであれば、さまざまな法律をクリアすれば運営することができます。
民宿との違い
それでは間違えやすい民宿との違いについて解説しましょう。
ざっくり説明すると、以下のような違いがあります。
民宿とは「旅館業法」という法律に基づいて、施設の設備やスタッフを配置しなければなりません。
また、オーナーとして運営者が常駐しなければならず、料理などもふるまわなければならないんです。
つまりしっかりとした「施設」なんですよね。
一方、民泊は一軒家やマンションなどの一室を有料で貸し出すこと。
ある程度の設備は用意しなければなりませんが、スタッフも必要ないですし、オーナーとして常にその場にいる必要もありません。
食事も用意する必要はなく、ゲストが自分で料理をしたりどこかに食べにいったりするのが一般的。
民宿と比べてみると「泊まるだけの場所を貸し出すのが民泊」というような印象を受けるかもしれません。
民宿よりもハードルが低く、ホストとしても始めやすいので、民泊は人気なんです。
それぞれのメリット・デメリットは?
それでは民宿と民泊のメリットとデメリットについて、ホスト側の目線でご紹介したいと思います。
まずは民宿のメリット。
- ゲストとの交流ができる
- 民泊よりも収入を得やすい
①ゲストとの交流ができる
民宿はどちらかというと、郷土料理などを提供することでその土地のよさを伝えられるのが魅力。
ホテルよりも親近感が出るのでゲストと交流がしやすくなります。
②民泊よりも宿泊単価が高い
民宿は旅館業法の許可を得ているため、営業日数に制限はありません。
ちなみに民泊は年間で180日までしか運営ができないのです。
そのため稼働日数を増やせば、収益を得ることができるんですね。
次に民宿のデメリット。
- 費用がかかる
①費用がかかる
民宿はある程度の設備とその維持費がかかります。
スタッフも必要になるのでそのお給料などもかかりますよね。
料理代もあります。
そう考えると、民泊よりもかかる費用が高くなります。
売り上げがしっかりとあれば問題ありませんが、あまり儲からない場合は費用の面で難しくなってしまうかもしれません。
次に民泊のメリットをご紹介します。
- 空いている部屋を利用できる
- 安い費用で運営が可能
- 外国人の利用が多い
①空き家や空き部屋を利用できる
これが民泊の一番の魅力ですよね。
余っている部屋や家を活用して収益を得ることができるので、無駄がなくなります。
②費用が安く抑えられる
最低限の設備は必要ですが、わざわざ改修したりスタッフを揃えたりする必要もありません。
そのため民宿に比べるとかなり安く費用を抑えられることができます。
③外国人が利用しやすい
民泊は外国人の利用が多いんです。
民宿は地方が多いのですが、東京に来る外国人が民泊を利用することがよくあります。
オリンピックなどの影響もあり、民泊の需要が高まりつつあるんです。
続いてはデメリット。
- トラブルが起きることがある
- 単価が安い
①トラブルが起きやすい
民泊は常にホストがその場にいる必要はありません。
そのためトラブルがあったときに解決するのが大変なんです。
また民泊は近隣住民がいることがかなり重要なポイント。
そのため近隣住民とのトラブルも起きやすいんです。
前もって対策しておくことや、しっかりとゲストに注意することが必要になります。
トラブル対応の記事もあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
②単価が安い
民宿は利用料が安いんです。
ゲスト側は良いことですが、ホスト側にとっては厳しいことですよね。
格安で利用できるのが民泊の良いところなので仕方のないことかもしれません。
大人数で泊まれるようにするなど、ある程度の工夫が必要となります。
まとめ
今回は、民泊と民宿の違いについてご紹介しました。
似たような言葉なので同じようなものかと思ってしまいがちですが、全く違うものなんですよ。
しっかりと違いを理解して、民泊運営にチャレンジしましょう!