宿泊方法として、定番となりつつある「民泊」。
似た言葉の「民宿」とは違う意味合いであることはこちらの記事でも紹介しています。
一方、民泊を考えたときに似ているもう一つの宿泊方法が「下宿」。
この記事では、民泊と下宿の違いについてご紹介していきたいと思います。
そもそも民泊とは?
まず「民泊」の意味合いをしっかりと覚えておきましょう。
民泊とは「一般民家に泊まること」。
民泊のオーナーとなるホストが、空き家や空き部屋を一定期間貸し出すというものです。
ホテル代わりにもなりますし、ホテルよりも安く済むので宿泊方法としては人気な方法です。
都心でも行われていたり、地方では農業体験とセットで行われていたりもします。
今ではさまざまな民泊のスタイルが確立されているんです。
日本ではあまり主流にはなっていないかもしれませんが、海外ではよく行われています。
そのため、外国人が多く来日するであろう東京オリンピックをきっかけに、さらにこの民泊が普及していくのではないかとされているんです。
下宿とは?
それでは、下宿について見ていきましょう。
下宿とは「一定期間の契約で部屋を貸し出すこと」。
こうして考えてみると、民泊とほぼ同じ意味合いですね。
学生の方がよく下宿をしているイメージがあるかもしれません。
もちろん、学生の方以外にも下宿をしている方もいます。
基本的には、自宅からの通学が難しい学生向けに、大家さんが民家の一部を提供するという形になります。
食事も提供してもらえることができ、家賃に加えて食事代が加算されるというスタイルが一般的なんです。
民宿と下宿の違いは?
それでは、民泊と下宿、それぞれの概要がわかったところで違いを見ていきましょう。
主な違いは以下のようなものがあります。
・宿泊施設
・宿泊期間が自由
・食事は自分でつくる
・住宅施設
・最低限の期間が決められている
・食事が提供される
わかりやすい部分だとこの3つが大きいと思います。
まず一つ目は用途が違うということ。
民泊は「泊まるための施設」、下宿は「住むための方法」というイメージです。
それに伴い、その場所にいる期間も変わってきます。
民泊は数日〜数ヶ月まで、宿泊期間は自由なんです。
しかし下宿はある程度そこにいる最低限の期間が決められています。
住む場所なのでそうなるのは当たり前ですよね。
そして、最後は「食事の提供があるかどうか」。
これについては先ほども少しお話しましたね。
民泊の大きな特徴として「食事は自分たちで作る」というものがあります。
食事を提供してしまうと違う宿泊方法のくくりになってしまうので、いろいろと許可を取る必要があり面倒なんです。
そのため、食事はゲストが作るのが民泊では一般的。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
一方、下宿は食事を提供してくれるとお話しました。
これが民泊と下宿の違いであることも明らかですね。
民泊と下宿の用途は似ていますが、全く違うものなんです。
まとめ
今回は、民泊と下宿の違いについてご紹介しました。
「違うもの」というイメージはあったかもしれませんが、用途は似ているんですよね。
しかし全く別物であることがわかりました。
民泊には似ている言葉がたくさんあります。
ぜひそれぞれの言葉の違いを理解してくださいね!