宿泊施設不足を解消する民泊。
この民泊をするためには「民泊新法」という法律に則って、ゲストを招待しなければなりません。
もともと民泊に関する法律があったのですが、この新法の登場によって民泊を行いやすくなったんです。
届出を出すだけで、誰でも民泊の運営をすることができます。
そのため、大家さんがマンションの一室を民泊の施設として貸し出すということが多くなりました。
今回はそんなマンションでの民泊についてご紹介したいと思います!
マンションで民泊はできる?
この問い、もちろん「YES」です。
実際に余っている部屋に泊まってもらうことができますよね。
誰も使わないでいるよりも、短期間でも泊まってくれた方が収入にもなりますし、良いことだと思います。
しかし、一つ注意点があります。
それはマンションの管理規約の確認。
「民泊がOKかNGかを管理規約で定めなければならない」など地域によって決まりがあります。
提出する書類なども書かれていますので、チェックが必要です。
ご自身の住んでいる場所のマンション管理規約について、確認してみてくださいね。
民泊禁止のマンションもある?
マンションの民泊も可能ではありますが、実はほとんどのマンションで民泊が禁止されているようです。
2018年にされた調査では約8割が民泊を禁止していたようです。
理由は、マンションには多くの人が住んでいるためトラブルになりやすいのです。
それを未然に防ぐために、民泊を禁止しているマンションが多いようですね。
また場所によっては集客ができないということもあるでしょう。
民泊をするのはほとんどが旅行客だと思います。
特に外国の方が多いのですが、一般のマンションに泊まるということは旅行としては少し寂しく感じてしまうかもしれません。
何か特徴的なものが部屋やマンションの近くにあれば良いですが、そうでなければホテルやもっと特徴的な場所に泊まることもあるかもしれませんよね。
マンションで民泊を行う場合は、かなり努力が必要かもしれません。
起きやすい民泊トラブル
マンションの民泊は難しいかもしれませんが、せっかく新法ができてマンションでも簡単に民泊ができるのであれば、チャレンジしたい方も多いのではないでしょうか。
トラブルが原因でできないのであれば、前もってトラブルを回避してしまうのも一つの手です。
ここからは、マンションの民泊で起こりやすいトラブルについてご紹介します。
対策法なども考えて、不安を少しでも取り除いてしまいましょう!
騒音
これはマンションでは特に気になるかもしれません。
お隣さん、下の階、上の階。
周りには普通に暮らしている人がいるわけですから、苦情がくることもあるでしょう。
民泊で泊まりに来た人たちは旅行気分で元気な方も多いです。
夜遅くまで騒いだりしてしまうこともあるかもしれません。
この騒音に関しては、前もって注意を促しておくことが必要です。
また騒音センサーなどを利用して、本人たちにうるさいことを気付かせることも必要かもしれません。
ゴミ出し
これは民泊ならではの問題です。
ホテルであれば、スタッフがゴミを捨ててくれますが、民泊ではそんなことはありません。
ゴミ捨ても基本はゲストがやらなければならないことなんです。
そのため、そのような細かいルールを前もって伝えておく必要があります。
曜日を間違えてゴミ出ししてしまったりすると、住民も困ってしまいますよね。
あらかじめゴミ出しの仕分けについて伝えておき、部屋にもそのような表示をしておくことが必要でしょう。
宿泊施設とはいえ、一般のマンションなのでこのような生活的な面では気をつけなければなりません。
ゴミに関しては、こちらの記事にも書いてあるので、ぜひ見てみてくださいね。
セキュリティ
マンションですので、部屋に行くまでにロビーやエレベーターなど様々な場所を通ることになります。
住人のお部屋の前を通ったりすることもあるでしょう。
最近ではオートロックのマンションも増えてきていますが、知らない人が突然出入りしていると、住民は少し怖い気持ちになりますよね。
「何かされたらどうしよう」と不安に思ってしまう人も、もしかしたらいるかもしれません。
その住民の不安を取り除くことも、マンションの民泊には必要なことです。
住民には「◯号室は民泊専用のお部屋です」など前もって説明しておき、知らない人がいても驚かないようにしてもらうことも大切でしょう。
民泊ができるマンションだと思っていれば、そのようなトラブルも回避できるかもしれません。
トラブルを回避するには、以下のことが大事になります。
その他のトラブルについてはこちらの記事をチェックしてみてください。
まとめ
今回はマンションで民泊をすることについてご紹介しました。
マンションの民泊は可能ですが、行っているマンションが少ないことからも少し難しいものかもしれません。
もしそれでも挑戦したいという方は、トラブルに注意してチャレンジしてみてくださいね!